パソコン2号機
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   重い腰を上げて能力アップの2号機製作に取り掛かりました。CPUはPem4−3・2GHZ=Northwood、FSB800の消費電力は82Wです。
   今迄は1.8GHZ=WiremetteFSB400の67Wですから、かなりの発熱増となります。FSB533という選択肢もありましたがケース改良で凌ぐとして
   できるだけ静音化を目指して冷えるパソコンを工夫しました。最新CPUの775ピンは110W消費で発熱が段違いなので、
   価格帯は同じですが敬遠し、昔懐かしい478ピンで押し通す事に決めました。
   HDDの冷却も重要なポイントです。ケース加工を 始めてみるとLEDの光りかたやパワースイッチの感触まで気になります。
   これも改造の対象に加えました。


                              
   
 
   
12センチファン

■ケースはSANWA製のTKーAL5S・W
 総アルミで背面は8cmファンが付属していました。

 新品なので余分な所には傷を付けない様に注意しての作業開始です。
 糸鋸で切り開けて12cmファンを取り付けました。
 収まりはギリギリで、なんとかOKです。

■マザーボード Asus P4P800SE

■メモリ DDR400−512KB 4本挿=2GB

■電源 Enermax 350W

■HDD seagate SATA 80G 

■ビデオカード ELSA GLANDIAC544AGP128MB

※1号機のCPU・HDD・DVD・FDDをそのまま使って
  マザーボード(M/B)を入れ替えた途端、Windowsの再認証でした。

 OSのWinXP−PROはOEM版でしたが「正規版でない」と
 表示される始末でWeb上で、やっと認証して貰いました。
 いくら4年半前のOSでもチャンとユーザーを控えておいて欲しいものです。

  認証処理が済んだ所でDVDとCPUを入れ替えました。
  今度は・・何も無し・・・でした。

   
全景

■「静かシート」と手持ちの防振シートを重ね貼りです。
 前面に8cmファンを取り付け吸気孔のフレームを
 アクリル板で作りケース下部にフィルターを貼り付けられるように
 改造しました。

■ダンボールも効果ありとWebで紹介されていたのでシートの上から
 重ね貼りをしてみました。なるほどの静音で優れモノですね。

■側面パネルにはプラスチック製のダクトが付属していましたが、
 巨大ファンを塞ぎそうなので取り外し空気孔だけの仕様です。
  室温が30度の夏日には8cmファン1100回転12CFMを
  組み込みます。下部 吸気穴はアルミ板で閉じています。
  
  


   
内部全景
 

HDD

■前面の8cmファンからの風がHDDに集中するように
  薄手のアクリル板を設置しています。


   

内部12cmファン

 

取り付け部品

■Scythe製1000回転15.8dbA、38.9CFN=12cmファンを
 アクリル板を加工して5インチベイに取り付けました。
  前面吸気孔から吸い込んだ冷気を背面ファンに向けて
 強制的に送る役割です。メモリやビデオカードも含めて
  マザーボードごと冷やしてしまう構想です。
  わずかに傾斜をもたせ背面ファンを向く角度に取り付けました。

■CPUクーラーをScytheのXP−90+鎌フロウ9cmに交換しました。
 ファンは2000回転、37.1CFM。27.5dbAなので静かです。
 マザーボードの裏・表に補強材(RM-BP-F1)を使用し、
 ガッチリとCPUファンが固定されて安心感が増えました。
 
CPUクーラー  グリス
■CPUファンの取り付けに熱伝導シートを貼れば1ヶ月後は焼き付き、
 CPUを外す時にはノミと金槌が必要ですので要注意です。
 しかもシートは熱伝導係数が低い事も重なります。
 今回はPureSilver99.9%のグリスを使用しました

   
背面12cmファン
 
SNE38mm

■SNE製2000回転18dbA、70.2CFMという強烈な風量です。
  厚みは38mmもあります。写真右の通常サイズの厚み25mmと
  比べてみると、まるで船舶のスクリューのようでした。
  背面パネルに取り付けた写真左を御覧下さい。
  その大きさに驚きます。これでも12cmファンなのです


■ CPUはPem4の3.2Ghzです。消費電力は82W。 

 

 
LEDと電源スイッチ

 
 

前面パネル


■この際ですから、ケース付属のスイッチを取り外し、
  市販のシッカリしたものと交換しました。
  大きさは数倍になりタッチの感触は数段向上しています。
 
■さらにPOWERランプとHDDランプもLEDを選び、
  プラスチックカバーを付けてドレスアップしました。
 HDD用は当初赤色を付けましたが色が濃すぎて、
 白色に変更。結果はピンク色の優しい発色になりました。

■リセットスイッチも市販品を用意しましたが、あまりにも
  軽々と押せてしまうので危険ですから改造しない事にしました。
 ・・・押しにくいのが一番ですから。

■吸気孔には0.1ミリメッシュのステンレス網を被せました。
  ホコリ対策です。うっすらとメッシュに埃が溜まると拭き去ればOKです。

■5インチベイ吸気孔から内部のScythe12cmファンに向かって、
 空気がまっしぐらに吸い込まれてゆきます。
 但し内部の騒音が筒抜けですね。

■3.5インチベイ吸気孔からの空気は前面パネルの裏を通り、
 LEDランプの裏に仕組んだ8cmファン(HDD冷却用)に
 向かいます。

■室温が30度を超える真夏日は上記2個の吸気孔に、
 扇風機の風を送れば効率的にパソコン内部が冷やせます。

 (室温32度でCPU37−9度、MB37度。HDD38度ですが、
  操作中の私は汗だくなので風はPCではなく背中に向けています。)

<結果>

■CPU3.2GHzは動きが少しだけキビキビとなりました。
BIOSでHyperTherdingTechnologyを有効にしたら、
動作速度の改善がみられました。
アプリの動作も僅かに早くなったようです。

室温26度で起動時36度,M/Bが29度、使用時33−30度と
さすがに発熱します。ケース内部の通風処理が肝要ですね。
HDDは28度から30度、ウイルススキャン時は32度です。

■AGPは×4から×8に変わりましたが、
倍の速度で表示するというより僅かに切れが良くなった程度です。

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